2017年7月16日日曜日

アバルト595 「ピッコロモンスターのエンスーライフ」




  100万円でアルト&ミライースが、200万円でスイフトスポーツ&S660が、300万円でアバルト595、マツダロードスターが買える。まだまだ十分に幸せなカーライフが日本でもしばらくは送れそうです。『とことんまで割り切った』という意味でも、軽やAセグはいいなー。ディーゼルだのPHVだの別にありがたくもない装備を押し売りされることもなく、思い通りの車選びができる。価格に応じて速さが選べます。100万円なら必要十分。200万円はかなりスポーティ。300万円はスパルタン。ちょっとおかしな言い方ですけども、ユーザー目線に一番近い(納得できる)価格設定だと思います。

  マイクロサイズに300万円も出せねーぞ!!というとても真っ当な意見もあるでしょう。1100kgくらいのボデーに180psを軽々出す1.4Lターボですから、ちょうど新しいシビックのエンジンが載ったみたいなものです。1400kgのシビック(約300万円〜)がスポーティな走りのために300kgダイエットして、価格はそのまま据え置きと考えれば納得できるかも。でも相当な贅沢品であると思います。セレブな人々がセカンドカーとして使うスマートよりも高いですから!!

  『ピッコロ・モンスター』=アバルトなら、アクアやノートe-powerにプラス100万円でも納得できますよ。下取りもトヨタ86と同等くらいには回収できるだろうし。案外スバルの限定モデルみたいに投資物件としての価値もありそうです。それほど売れてなくて、しかもちょっと高いなー!!だけど廃止にはならない!?そんな不思議なクルマには、案外よく知らない価値があるものですね。

  100万円クラスのアルトやミライースなら『これはよくできてるなー』って感じで、スズキやダイハツの小型車製造技術に感心できます。200万円クラスの特に『スイスポ』や『S660』だとクルマ全体の動的質感は非常に個性的で、日本メーカーだから、日本の小型車だから可能!?そんな世界でオンリーワンなダイナミックな旋回性能を肌で感じて、この理屈を突き詰めた延長線上にマクラーレン720Sがあるのかなー!?なんて感慨にふけることも(どれだけ想像力豊かなんだろう)。

  300万円クラスのアバルト595。全モデルがフィアットの三菱ライセンスでおなじみのマルチエアとか言われる1.4Lターボで、ベースモデルの「595」(294万円)が135ps、上級の「595ツーリズモ」(347万円)が160ps、最上級の「コンペティツィオーネ」(365万円)が180psです。実際に買うとなると相当に悩みそうなスペック違いになってますね。価格差もとても絶妙。135psでも相当に速いですけど、180psの魅力も捨て難い。そして開放感あふれるソフトトップも用意されているのは160psバージョン(377万円)です。そもそも開放感を求めるならば124スパイダー(388万円)がありますけどね。

  輸入車として日本でも人気のドイツ車とイタリア車。誰が乗っても速いのがドイツ車で、自分の腕で速く走らせるのがイタリア車。平気で最高速度300km/hをクリアする直線番長がドイツ車(PマニアはBMやMBと一緒にするな!!って怒るかも)で、小さいボデーに強烈なユニットを積んで、巻き込みながら曲がるのがイタリア車。そんな伝統をしっかり受け継いでいるアバルト。ランチアやアルファロメオにも面白いスポーツモデルを期待したいです。

  日本の自動車メーカーにとっては、極端なホイールベースのクルマを作って、それを10年くらいかけて少しずつでも市場のニーズに一致させていくというクルマ作りができない。トヨタも一時期『iQ』というマイクロモデルを手がけて、アストンマーティンにもOEMするなど模索する時期がありましたが、リーマンと震災のダブルショックで単年赤字を計上したためにあっさりと放棄してしまいました。

  ヤマハなどこれから四輪に参入する新興メーカーのためにも、非軽のAセグ市場からトヨタが撤退したことに関しては良い面もあった!!とは思いますが、もう少し踏ん張って市場を温めて欲しかった気もします。ユーザーにとってはクルマは大きな買い物なので、『極端』なモデルにはなかなか慎重になりますから、時間がかかります。実際にフィアット500を躊躇なく買える人の割合は決して高くないと思います。もしかしたらポルシェよりも行きにくいかも!?(日本での販売台数はポルシェとフィアットはほぼ同数くらいです)

  それでも昨年にルノー・トゥインゴとスマートフォーフォーがセンセーショナルに登場したおかげで、ルノーもスマートも直近では昨年比で約2倍の売り上げで躍進しています。これから投入されるであろうトゥインゴGTやトゥインゴ・ゴルディーニRSがさらにこのクラスを盛り上げてくれれば、もっと多くの人が小さいけどとってもエンスーなクルマ達に目を向けるようになるんじゃないでしょうか。


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2017年7月11日火曜日

ルノー・キャプチャー 「タイミングが悪かった?次行ってみよー」

  ルノーというメーカーには商売気があるのでしょうか!? 日産の親会社という立場で世界に立ち回っている商才の塊みたいなグループの印象もありますが、あまりやる気を感じないですよねー。日本に入ってくる一定規模の輸入ブランドの中では、内装のレベルが世界標準(日本標準)から最も遅れているのがルノーかな!?まだVWやフィアットの方がマシだよなー・・・。特に日本市場におけるフラッグシップのメガーヌは、Cセグの他のクルマと比べるのがかわいそうなくらいにイケてない。10年以上フルモデルチェンジをしていないプレミオ/アリオンと同じくらい古臭さを醸しています。

  まだ日本未導入ですが新型メガーヌではちょっとは改善されてますね。縦長の液晶ディスプレイは好き嫌いがあるかもしれないですが、今では非ドイツ系グローバル車の中型・大型モデルではこれが主流!?な気がします。ドイツブランドは小さめのディスプレイが好きみたいです。最近のメルセデスなどは乗るたびに思うのですが、ディスプレイよりもエアコン吹き出し口が大事みたいです。中にはそんなにたくさん吹き出し口を付ける必要あるの!?(それともこれはスピーカーなのか!?)ってモデルもあります。


 

  ルノーのラインナップは、とにかくキャラクターが非常によく立っていて、日本みたいな飽和市場では案外に売りやすいんじゃないかと思います。内装なんか気にしないという人にとっては、お財布にも優しい価格帯ですし、トヨタのヒット車(C-HRやプリウス)よりもリーズナブルな選択かも。

  特にトウィンゴ、ルーテシア、カングーは日本市場でも競争力が十分にありますし、メガーヌも本国ですでに発売されている『マイクタイソン・フェイス』になっているセダンを持って来れば、『シビックよりカッコいいかも!?』って注目されるんじゃないでしょうか。メガーヌの中身は北米でシビックと戦っているセントラの1.6Lターボ(200ps)ですから、新型シビックとも性能面では互角に戦え流でしょうし、メガーヌRSとシビックtypeRはFFニュル最速をめぐるライバルでもありますし。




さてそんな中で・・・ちょっと宙に浮いた感じになっているのがキャプチャーです。このジャンルの輸入車にしては日本発売が早かったのですが、「なんか良さそうだけど・・・」で終わってしまった感じがします。お年寄りの気持ちはちょっと掴んだかもしれないけど、若者の心は全く掴めなかった・・・。フランスでは若い世代が乗っているクルマなんですけども、フランスよりもGNIが低いのに、高い家賃&スマホ代を負担している日本の若者には260万円は、ちょっと敷居が高かったか!?いやいや同じ金額でトヨタ86が買えるという現実の前に敗北しただけです。

 

  日本のクルマ好きな若者はみんな賢いですからねー。K沢さんが何か言えば、すぐに『老害は黙ってろ!!』みたいな強烈な反論が返ってきますし、K口さんが動画で乗り心地いいですねーといえば、『この人はいつも同じこと言ってるよなー』などと、コミュニケーション不足時代を象徴するような反応が起こります。

  そんな冷めきった日本のクルマが好きな若者を振り向かせてローンを組ませるならば、せめてルーテシアRS用の1.6Lターボでも積んでこないと何も始まらないって。メガーヌRS用の2Lターボを積め!!とまでは言わないけどさ。

  動画の頃と比べて年次改良によるフェイスリフトが行われていて、欧州で大ヒット驀進中!!ついにVWゴルフについで全欧州第2位の地位に上り詰めたルーテシアに近いエクステリアになっているんですが、このベースモデル(ルーテシア)のデザインがとても優秀なのも、キャプチャーの不人気に拍車をかけているようです。ルノーがマツダから引き抜いた、ローレンス=ヴァン・デン・アッカーがルノーでの挨拶がわりに仕上げたルーテシアのエクステリアは全く風化しないですねー。イケメンBセグランキングを作れば間違いなく1位ルーテシア、2位MINI、3位アクア、4位ミト、5位デミオかな・・・。

  MINIより、MINIクロスオーバーの方が高級感があって、デミオよりCX3の方がスタイリッシュだから、それ相応の価格差が受け入れられているわけですが、ルーテシアとキャプチャーに関しては立場がちょっと微妙なんですねー。ヴァン・デン・アッカー時代のマツダがコンパクトカー市場の多様性を狙って作った『ベリーサ』というBセグ車がありましたが、キャプチャーはなんだかベリーサに近いイメージで仕上げられているような感じがするんです(あまり新しくない)。ルーテシアが優秀すぎるけれども、なんとかキャプチャーのキャラを立たせて欲しいですねー。

↓三本さんやっぱり面白いなー



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↓ツートーンを日本で流行らせたのはMINI、シトロエンDSとこのキャプチャー!?

2017年7月3日月曜日

シトロエンC3 「日本市場で爆発するポテンシャルありそう」

 

  最近のオシャレな小型車で大流行している塗り分けです。街中にこの『白・黒・赤』が繁殖するのとしたら・・・ちょっと異様な光景なのかも。シトロエンだったらもっともっと独創性があってもよかったんじゃないの? フロントのレトロフューチャーな装いと、サイドのウレタンパネルで十分差別化できてますけどね。かっこいいなー。フィアット500、ダイハツキャストスポーツ、スズキアルトターボRS/ワークス、ノートNISMO、ジュークNISMO、エクストレイルNISMO。ホワイトをベースにレッド&ブラックのアクセントを加える塗り分けはいいですね。

  あまりにも「様」になっているので、逆にホワイト一色で塗るノーマルなままの小型車がちょっと地味すぎるように感じます。街中で見かける新型モデルも、塗り分けや加飾パーツが付いたモデルが多い気がします。本体よりもアクセサリーにお金をかける時代なのか!? トヨタ(アクア、ヴィッツ)、マツダ(デミオ、CX3)、ホンダ(S660)などは純正オプションパーツで、『白・黒・赤』カラーリングに対応しています。中にはドアミラーだけ『赤』みたいな中途半端なデコの個体もあったり。MINIやボルボの国旗アクセントみたいに『日の丸』アクセントなんてどうでしょう。今ではカラーリングを楽しむのは小型車を持つ醍醐味ですから、色々あって良さそうです。

  ダイハツの新型ミラーイースのデザインはなかなかイケメンだなと思ったのですが、このミライースのようにシンプルでそれほど奇抜ではない造形の方が、カラーリングを楽しむには向いているかもしれません。配色も完全にオリジナルでももちろんいいのですけど、周囲とのコミュニケーション(痛車か!?)という意味では『パロディ』もいいかも。あの『ハチロク』みたいな白黒の塗り分けなんてどうでしょう。そんなことが思いつくと、結構本気で購入計画を立ててしまったりします。

  先日ガソリンモデルの投入を発表したマツダCX3の価格が210万円〜と発表され、約30万円ほどベースモデルの価格が下がりました。マツダはC-HRやXV相手にするなら、これで十分に勝負できる!!と見ているようです。シトロエンC3もCX3くらいの価格が予想されているのですが、マツダの視界にこのクルマがあったのか!?「走り」が好きなユーザーならば、CX3か?シトロエンC3か?という二択も十分にありえます。200万円そこそこでCX3とC3が激突!!これはなかなかのマッチアップになるのではないでしょうか!?

  CX3のような都市型コンパクトクロスオーバーは、ちょっといいグレードを選ぶとすぐに300万円超えるので、なかなか贅沢な選択肢でした。300万円あれば、衝突安全性でトップレベルのミドルセダン(レガシィB4、ティアナ、アテンザなど)が買えますから・・・。そんなミステイクな戦略に気がついたのか(?)マツダはCX3の値下げを断行しましたが、やはりある程度は高級なイメージを維持するためにも、さすがに200万円を切る設定にはしなかったです。あまりに極端な値下げはすでにディーゼルを買ってくれているユーザーにも不親切極まり無いですし、そこは非常に良心的な対応だったと思います。果たしてシトロエンC3は210万円を下回ってくるのか!?

  CX3、XV、C-HRの3台の日本車SUVは、出色の出来で、ちょっと見ただけでもメーカーの気迫が伝わってくるんですが、強いて難点を挙げるならば、C-HRの1.2Lターボと、XVの1.6L自然吸気はやや役不足な気がします。同じくらいの車重のシビックが1.5Lターボ(180ps)で登場するので、これが日本でも基準になっていくようです。1300~1500kgの間の車重で、欧州スタイルだとベースが90~140ps前後、スポーティタイプが150ps以上。北米スタイルだと150ps〜200ps前後がベースモデルのスペックになってます。日本市場もこれまでは欧州タイプに近かったのですが、XVが2Lモデルを中心に販売していたり、CX3が今回2Lモデルを配備するなど、北米&欧州スポーティなタイプが中心になってます。

  そんな中でシトロエンC3のような欧州スタイルど真ん中の1.2Lターボエンジンを搭載したグレードが日本にやってきました。C-HRみたいにオーバーウエイトなのか?というとそうでは無いようで、『1100kg程度の車重』に、『アイシンAWのロックアップするトルコンAT』が使われていて、とりあえずCX3やXVに匹敵するくらいに元気に走れそうです。スズキの新型スイフトがデザインはともかく、動的質感においては破格の評価をされてますが、それと同じ軽量化路線をとっています。

  価格において、スイフト(1L/T・170万円)<シトロエンC3(1.2L/T)<マツダCX3(2L/NA・210万円)<スバルXV(2L/NA・248万円)<トヨタC-HR(1.8L/HV・264万円) のポジションに収まるならば、もはや日本生産車と同列に並んで『リーズナブル』『お買い得』と言ってもいいかもしれません。ちなみにスバルの名誉のために付け加えておくと、XVのみAWDで衝突安全基準でもぶっちぎりの数字を出していて、上位カテゴリーのアテンザ、ティアナ、レガシィB4をも超えてしまっています(つまり248万円でも相当にコスパは高い)。

  ベタに価格&スペックを並べたてましたが、やはり小型車は『相性』じゃないですか。北米IIHSのトップ23車(保険料が割安になる安全なクルマ)に選ばれているCX3や、JNCAPでほぼ満点を取ってしまったXVなら、ファーストカーとしてのチョイスもありかも。高速道路もガンガン巡行できる。それに対してスイフトやシトロエンC3は、ある意味で『スポーツカー』です。スイフトの場合はこのあとに出てくるスイスポが本命でしょうけども、マツダやスバルが訴求する乗用車としての機能性とは、逆の路線を追求してスポーティさを『軽さ』に求めました。

  スイフト、C3、CX3、XV、C-HRの5台。どれを買っても満足度は高そうですが、それなりに考えて選ばないいけないなと思います。実際にどれが一番スポーティなのか!?車重、シャシー性能、タイヤ、駆動方式、エンジン、ミッション、シート、インターフェースの少しの違いでかなり印象が変わるのが小型車ですが、小型車の傑作を作ってきた『キャリア』で選ぶならスズキとシトロエン。これに対して、スバル、マツダ、トヨタがどれだけ意地を見せるのか!?今後のマイナーチェンジを含めて楽しみです。

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2017年6月26日月曜日

ボルボS90 「なぜいま大型セダンなのか!?」

   

  ボルボの新型セダンS90は、フォードマスタングと同じデザイナーの仕事なのかな!?というくらいになかなかデジャブな風貌です。BMWっぽい、マツダっぽいと言う人もいるでしょうけども、このマッチョは4ドアサルーンのシルエットは、先代/新型5erや現行アテンザでも急速に取り入れられてきている、『アメリカンスタイル』です。フォード・フュージョンとポルシェ・パナメーラが北米でヒットして以降のスタンダードみたいです。

  このボルボS90もなんだかショルダーラインに注目させるスタイリングはマスタングを彷彿とさせますし、サイドのキャラクターラインも最新のメルセデス車のように『折り目正しく』入っています。ボルボはスバルと同じでワゴンではいくつか印象に残るモデルがありますが、セダンはいまいち勝手がわからないから、フォードグループで仲間だったマツダの動向を『インデックス』しているように見えます。そして目下のところマツダの『デザイン株』はいよいよ国内でもフィーバー気味で、マツダは『日本車デザイン』のカテゴリー(低調でマンネリ!?)から抜いて語るカーメディアもぼちぼち出てきました。

  ボルボは乗っかるのがうまい!? 自信がないジャンルならどんどん『真似』すればいいんじゃないですか。成長著しい中国メーカー(ボルボも中国メーカーだけど)は、ポルシェ・マカンやレンジローバー・イヴォーグなど、欧州メーカーがそこそこ上手く作ったデザインはどんどん真似る。中には全く真似されないものもある。いいアイディアがあってそれが『お金になる』ならどこの国だってパクる。それこそポルシェ、BMW、メルセデスが某日本メーカーのヒット作を競ってパクったことだってあるし・・・。マツダの『魂動』だって日産の『エッセンス』という2010年のコンセプトモデルからインスパイアされた!?という説が有力です。

  ワゴンが専門のボルボですけど、次世代ボルボの中核を担う新工場で生産されるモデル(セダン、SUV、ワゴン)のクオリティが異常に高いと評判です。なんといっても中国資本とスウェーデンの政府ファンドによるバックアップ体制で1兆2000億円もの投資が行われているとのこと。現状のボルボでは1兆円の累積利益出すのに50年以上はかかる計算ですけども、スウェーデンの『雇用対策』と『産業流出対策』を含んでいるからこそできるビッグプロジェクトが進んでいます。マツダの時価総額が9500億円くらいですから、1兆円あればフォード時代のボルボの基幹技術をことごとく生み出したメーカーそのものを丸々買えちゃうわけです。もちろん丸々買う必要はなく、TOBで5000億円集めれば支配できますし、残りの5000億円でカルソニックカンセイ、日産車体、KYB、エクセディなどの優良サプライヤーをごっそり買い集められます。最近PSAが買ったオペルなんてGMの金融事業と合わせて2600億円ですから、マツダや三菱自動車の1兆円ってのはなかなかの規模なんですけどね。

  これだけの投資ですから、小型車ではなくてXC90、S90、V90といった『メルセデス、BMW上等だ!!』みたいなモデルが続々とできるわけですねー。グローバルでマツダの半分以下の販売台数のボルボができるんだから、マツダも大型セダンや高級スポーツカーに着手しろ〜!!とか思っちゃいますけど、まあ無理ですね。同じくフランス政府の中途半端な支援しか得られないPSAなどもなかなか勝負に出られない。やっぱりボルボのような『ナショナルフラッグ』は有利です。同じくイタリアの1強であるフィアットも、マセラティやアルファロメオで新型モデルが続々投下されています。ドイツ勢に代わってボルボとマセラティ/アルファロメオがこれから伸びる!?

  そんなボルボやフィアットからの『トリクルダウン』によって、ボルボにディーゼルの高圧なコモンレールを作るデンソーや、フィアットに『124』を供給するマツダにお金が流れてきてますねー。ボルボが欧州の雄であるボッシュと喧嘩別れした時には、色々な憶測が広がりました。ドイツの国策企業であるボッシュは、中国への技術流出を嫌がったけども、愛知の商売好きサプライヤーは現実路線の『利益優先』だった・・・というありがちなトヨタグループに批判的なものや、トヨタ本体がディーゼルの新規開発に後ろ向きで、せっかくの技術が無駄になることを恐れたデンソーの好判断だった!!という一定の評価を下すものとか。

  とにかく世の中『金』なんですねー。1兆円集めれば、あとは自動的にサプライヤーが寄ってくる。政府系ファンドがバックに付くとなると、GDP比較ではスウェーデンくらいの『二流』のトップクラスが一番強いかも。世界のリーダー連合を自認するG7諸国はあからさまに自国メーカーに資金を注入することなどできないですし、G7に匹敵する中国、ブラジル、インド、ロシアといった資源によって経済成長を迎えている途上国には『雇用の保全』などといった政策はなかなかでてこない。となるとGDPで12位、13位くらいに位置するスウェーデン、オーストラリア、韓国が理想的なのかなー。

  果たして『1兆円』を派手に使ったボルボがこれからの10年でどうなっていくのか!?BMWがトヨタとコラボするなど『ブランド価値を薄めて』自らの首を絞めている間に(断定はしませんけど)、ボルボがBMWを追い抜かすことがあるのか!?まずは日本と北米でボルボの新鋭大型モデルの活躍次第だと思われます。XC90がX5より、S90/V90が5シリーズよりも売れるようになったら面白いですね。実際に日本ではかなり際どい戦いになっているようです(BMWが低価格モデル戦略で自滅!?)。私の体感で申し訳ないですが、新型5シリーズよりも先にS90を近所で見ちゃいました!!実際に700万円で新車を買うならどっちがテンション上がるか?って話ですよ。確かにG30系も趣きがあっていいですけども、『ボルボの本気』・・・Eセグ限定ならおそらく世界ナンバー1のやる気を投資額で提示されちゃってますからねー。F10系より魅力的に見えるG30系も頑張ったけど、それよりも凄いとっても惹きが強いクルマをボルボは作ったんじゃないでしょうか!?

  マツダや三菱を買ったからといってメルセデスやBMWを駆逐できるようなモデルは作れない!!だから自前の既存工場に大規模に投資して、世界中からサプライヤーを引き寄せて自社開発しよう!!レクサスGSの次期モデルは廃止という噂も流れるほど、将来性がないEセグをボルボが立て直そう!!というわけですから、もう勢いだけならボルボが断然。Eクラスも5シリーズも開発の中心は中国へ移管されていて、まもなく日本向けは全量が中国生産になるでしょう。キャデラックも同じ。アウディも中国だけで儲けている。ボルボも中国需要が多いのでS90を現地生産していますが、巨額投資されたイエテボリにあるトルスランダ工場はこれからのEセグを牽引する地位にのし上がっていくのでは!?

  トルスランダ、グルリアスコ(イタリア/トリノ)、上三川(栃木)が、これからの世界のEセグを牽引する本国生産の『三大聖地』になる!!とでもぶち上げておきましょう。しかし生産しているEセグセダンは3箇所ともに『アメリカンスタイル』になってますねー(S90、ギブリ、フーガ)。エクステリアの特徴は冒頭にダラダラと書いた通り。そしてインテリアもいよいよ『アメリカンスタイル』=『テスラスタイル』!?

  先代5シリーズと現行アテンザのインテリアは、まだまだ旧態依然のドライバーズセダンらしいタイトなコクピットで緻密にデザインされていますが、新型5シリーズとこのS90は、開放感あふれるフロントシートに、インパネの壁面から機能インターフェースを徹底的に排除した、フォードやテスラみたいなスタイルになっています。ホンダのレジェンドやアコードにも同じ傾向が見られます。早ければ『この世代』のモデルから自動運転に移行しますよ!!いつでもできますよ!!という意思表示なのでしょうか。ステアリングとペダルが収納されれば。タッチパネルのナビ画面兼インターフェースがあるだけ。

  自動運転に関する議論とセダンの本質の議論は全く別ですけども、これからの10〜20年にわたって販売される新型車の基本設計には、あらゆる可能性を排除しない想像力が要求されています。S90はそういった外部環境にも柔軟に対応できそうな用心深い設計をしつつも、ターボ、スーパーチャージャー、モーターという強烈な三重連過給ユニットがひねりだすパワーを路面に伝えるAWDのフットワークを地元スウェーデンのサプライヤー『ハルデックス』と二人三脚で練り上げ、エアサスまで組んでいます。しかもリアサスにはスタビライザー的に機能するという樹脂製リーフスプリングを仕込む・・・これだけのことをたった1世代のモデルに集中投入するのは、今の日独米韓のメーカーにはなかなかできないことだと思います。


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2017年6月15日木曜日

VWゴルフR 『AWD&ターボでなければ車にあらず!!』

  欧州市場では700ps、800psといったコンプリートモデルまである完全に『輩』なクルマ・・・ゴルフR。ここまでくると日本人の感覚だとほぼ理解不能なお遊びマシンなんでしょうけども、高性能車を相手に堂々のドラッグレースやってたりするので、日本で言うところのスカイラインGT-Rのような存在になっているようです。『R』は伊達じゃないですねー。

  そもそもVWのAWDってどんなのですか!?現行で日本に導入されているモデルはトゥアレグ以外には、ゴルフRとゴルフオールトラックの2車種のみみたいです。『R』のAWDですからトラクション重視で加速性能を高める特性があるのでしょうけども、スウェーデンのハルデックス社製の『カップリング』を使う横置きエンジンのAWD車です。

  あんまり言っちゃいけないことなのかもしれないですが、クルマが好きな人って大概は頭が弱いのか、『AWD』をやたらと複雑に語りすぎる部分があるんですよね。GT-Rが登場して10年も経つんですけど、スバルとアウディのAWDは『センターデフ方式」と言って別格ですよ!!みたいな説明をする雑誌もあります。センターデフもカップリングも前後にトルクを分けるという意味では同じだと思うんですが・・・。しかも軒並みカップリング方式が加速が良かったりするし(ウラカン、GTーRなど)。わざと読者を混乱させようとしているのか? しかもそんなマニアックなことに分け入るのは「モーターファンイラストレーティッド』くらいなものですが、あれれー技術系の権威みたいな雑誌なのになー。

  しかもセンターデフ方式だのカップリング方式だのの議論は不毛。カップリング方式とはどう考えても「オンデマンド機能」(2WDと4WDを効率で使い分ける)が追加されたセンターデフ方式だから。確かに常時50%前後の配分を保つことで、どこからでも加速する瞬発性が得られるし、WRX STIのように電制LSDを駆使して旋回能力を上げるという理屈はあるけど、それはカップリング方式でも「ロック」機能を強化し、同じようなLSDで武装すればいいだけ・・・なはず。なんでスバリストがムキになるかといえば、ゴルフRの加速性能がSTIを上回っているから。つまりコンプレックスを生むスバルの不甲斐ないクルマ作りが悪い。

  「フルタイムAWD」という言い方もすでにナンセンスな気がするのですが、高性能車のレビューでは当たり前のように出てきます。だいたいどんなモデルにも前輪と後輪のトルク配分を変化させる機構が当たり前についていて。一方が100~50%、もう一方が50~0%という配分が多いですけど、0%が出現するモデルは『フルタイム』ではない気がするのですが、BMWのXドライブ搭載車もメルセデスA45AMGも『フルタイムAWD』としばしば記述されます。

  ちなみにゴルフRが使うハルデックス製は、前後輪『どちらも100~0%に可変する』システムです。・・・ということは、もはやこのクルマのベースはFWDなのかRWDなのかすら不明ということです。このシステムは、しばしば凶悪で知られる某日本メーカーのファンから、あからさまにバカにされることもあるようです。オーバースピードでブレーキングしながらコーナーに突入すると、フロント荷重がかかりますが、そのタイミングで前輪が滑り始めると一気にリアにトルクを流すので、操舵も取れないままに後ろから『追突』されたみたいな駆動力が発生して・・・かなり挙動が『不安定』になるとか。もうこれを知っちゃうと試乗ではビクビクしちゃいます。実際はそんな挙動はなかったし、サーキットでも限界の高さは証明済み見たいなんですけどね。とにかく姿勢制御では後輪ブレーキが頑張るらしい。



  ゴルフRが560万円、Rヴァリアントが570万円。ハイラインと比べてもざっと200万円の差がありますが、下取りで十分に取り返せるくらいじゃないか!?という気がします。同じ金額で買えるフェアレディZや420iグランクーぺMスポよりも断然に下取り高そう。GTI(400万円)のオリジナル柄のキャンバス地シートは全然気分がもりあがらないですけど、Rのバケットシートなら嬉しいですし。何よりゴルフの自慢の車体剛性の高さを生かせているのもやっぱり『R』なんですよね。

  どうせだったらセダンタイプの『ジェッタR』とかも作ってWRX STIを挑発すればいいのに・・・『水平対向・縦置きじゃなくても速いよ!!』って。ゴルフファミリーのMQB車には、アウディRS3セダンやTTRSも日本に導入されていて、シビックtypeRもカタログモデルになり、『フロント横置きのエンスー車』=エボ、セリカ、インテグラなど、日本市場に馴染みのなるカー文化が復活しつつある!?M2よりゴルフRの方が刺激的な走りが楽しめる気がするのですが・・・。


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2017年6月12日月曜日

メルセデスSL 「レイシスト!?名門の原型』

  経営合理化に突き進むメルセデスですが、その敷居はどんどん下がってきたな〜・・・と感じるのですけども、『SLに乗る』という敷居は高いままですね。このモデルに関しては型落ち中古車両を300万円程度で買うという安易な選択がすでに『NG』ですからねー。SLの中古車を買うことは法律で禁止されているわけでも、メルセデスが認めていないわけでも無いですが、プライドの問題が・・・。GT-Rや911の中古車ならば、エクストリームなスポーツカーに乗るという目的が明確なので何の問題もないのですけど。

  『SL』はショートケーキのイチゴみたいな存在です。購入&維持する財力はもちろんですが、このクルマを活用できるライフスタイルには相当なコストがかかるはず。立派な邸宅に屋根付き駐車場。もちろんこのクルマを普段のアシにはできないですから、日常的に使うクルマ(CクラスかEクラス?)も必要なはずです。その副次的なものへの総額はAMG・GTよりも高くなるのでは!?『GT』なら賃貸の青空に駐めておいてもいいかも。

  全てを成し遂げた後に『イチゴ』を載せることにどんな特別な意味がある!?やっぱりクルマ好きの衝動の80%くらいは此処にあると思うんです。そして日本メーカーを客観的に見て『足りない』と思う部分もまた此処なんです。つまり『SL』があるからメルセデスであって、『SL』のようなモデルが無いからレクサスだということ。『LC』が『SL』になれるか!?とりあえず50年経過しないとなんとも言えないよなー。ジャガーEタイプとかが走っていた時代からずっと変わらずに『SL』であり続けた重みってのはレクサスがどう頑張っても数年でどうなる話じゃないということです。



現行モデルは6代目で2011年に登場しています。フロントマスクが〜・・・という批判もあります。グリルの真ん中に無駄に大きいスリーポインティッドはちょっとな〜・・・とか言っているオッサンはSLのことがわかって無い!!SLは60年以上に渡ってこのタイプを使っています。こレガセダンにも移植され、日本向けは一定グレード以上のモデルじゃ無いとこのデカデカ・マークになる!!という罰ゲーム企画(上位グレード誘導企画)に、利用されてしまって、セダンユーザーからは評判が悪いです。

1000万円以上するラグジュアリークーペにしてはデザインがやや地味です。これに関しては2つの意見があります(どちらも一理ある)。一つはメルセデスの旧世代デザインの最終盤に出てきたモデルであり、2013年から次々と出てきた『若返りを狙った』新しいメルセデス・デザインと比べると当然ながら地味です。新型Eクラス(W213)の爽やかなデザインで、先代の悪評高いEクラス(W212)のイメージが消えかかってきたのを、再び思い出させるような『不機嫌さ』がある!?

もう1つは、『SLはGTカーなのだから地味ぐらいがちょうどいい』という肯定的な意見です。1954年から途絶えることなく作り続けているSLは、911やクラウンよりも長い歴史を持ちます。あの911やクラウンよりも長い!!911もクラウンもあまりに長い歴史を抱えているので、安易に流行に流されたりなどせずに、独自の『価値観』だけで商品力を形成しています。この歴史の意味を理解しない無礼な輩によって『なんでカエルっぽいの!?』とか『ガラパゴス・セダン』とか好き勝手言われてますが、SLのデザインもまたその『歴史』ゆえの痕跡を残した『ツッコミどころ』があってしかるべきだと思います。

『スポーティ』であると評価されることを開発者が頑なに否定することで有名なメルセデス。我々はポルシェやBMWとは違うのだ!!という姿勢を崩さないです。しかし最新のEクラスは5シリーズと比べても明確にスポーティ志向で、レスポンスでは完全に5シリーズの上を行きます。これに近々直列6気筒エンジンがラインナップされるようで、いよいよBMWの『背伸び部門』に決定的な差をつけるのか!?BMWも2002へと原点回帰して、『ノイエクラッセ』と称してスバルやホンダの60年代のようなスタンスで輝く意思はあるようです。

『グランドツーリングカー』の階級闘争。日本でインプレッサやインテグラといった下流が、ソアラ、ユーノスコスモ、フェアレディZが上流モデルと対峙するように、欧州でもBMW、アウディ、プジョーなどの下流と、メルセデス、ジャガーといった上流に
分かれます。日本ではBMWやアウディといったら『王道GTカー』のイメージありますけど、エンスー向け雑誌『Octane』のGTカー特集のページをめくると、そこには下流の姿は一切ありません。メルセデスSLとジャガーEタイプの2大スター、あとはアストンマーティン・ラゴンダ、ベントレー、ブリストルあとはイタリア車のみ(911も出てこない・・・)。

『本物』と『偽物』の違い!!とぶった斬ってしまえば非難轟々かもしれないですが、そんなサディスティックな感覚の最前線で輝くのが『SL』。レクサスLCやBMW8シリーズ(近日発売予定)とは『格』が違う!? 日本車だったら、GT-Rかマツダのロータリースポーツくらいじゃないととても相手にならない。この違いがわからない『野蛮人』はニュル最速をマークした中国のスーパーカーでも買ったらいいんじゃないですか!?




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↓平成26年モデル690万円です。

2017年6月8日木曜日

BMW・M4 「スーパー・チャリオット」

  都会のゴミゴミした路地を、渋滞に辟易しながら流していると、ふと晴天の高原道路を気持ちよく走り抜ける情景が湧いてきたりします。場所は大分・熊本のやまなみハイウェイ。あるいは長野のビーナスライン。たまにはハイスペックなGTマシンを駆ってみたいですねー。やっぱりGT-R!?いやいやフィールを重視するならRWDのジャガーかBMWがいいんじゃないかなー。

  『M4』(というクルマ)を最も強く意識する瞬間かも。世間一般ではサーキット向けモデルとして認知されているようですが、サーキットに向かうには色々と余分な贅肉がついているクルマな気がするんです。これは明らかにストリート向けじゃなかろーか。7000rpm前後まで余裕で回る専用チューンエンジンが、この古典的なスタイルのクーペにもたらしてくれる素晴らしい効果は、あらゆる速度域からの意のままの加速。それはサーキット内で『絶対的な速さ』を競うためにもある程度は有効でしょうけど、エクストリームというよりはオールマイティ。ドライバーの『感覚』との対峙に果敢に挑んだユニットです。踏んだ時に『不満』に感じさせない・・・その意義はアップルのiphoneが世界を驚愕させた人間工学と同種のもので、だからこれはストリートだな・・・。

  『ストリート』といってもユーザーが好きな時間に好きなドライブルートを自分の思い思いの乗り方で楽しむという意味です(夜中の公道レースではない!!)。それはタイムや競争相手がいるコンペとは違って、まともに生きている人間なら誰でも感じている『抑圧』から、ほんのひと時だけ自らを解放する瞬間。通勤電車でスマホゲームするだけでは何も解決できない人々が求める、ある種の精神世界での葛藤だったりします。

  ユーザー自身が抱える『闇』が大きければ大きいほど、BMW・M4というクルマに価値が生まれる・・・そしてとても恣意的な見方ですけど、このクルマの魅力を極大化させたいなら、もっとハードにファイトして深い『闇』を抱えろ!!もっともっと手に負えない何かにぶち当たって、粉々に砕け落ちろ!!何も信じられなくなったはずの心が、エンジン音に触れて子供の頃のように震えた時にさ・・・BMWっていいよな。

  やっぱり『名車』というのは、誰かの人生の重大な局面を照らすのかも・・・。いやいや名車に乗ることで、重大な局面が訪れやすくなる!? 刺激的な人生に寄り添う。ボロボロになりそうな心に、再び生命を吹き込むためのクルマ。やたらと計算高い日本車にはなかなか真似できない芸当じゃないですか。レクサスLCでは代わりは務まらないよ。

 

  BMWにもいよいよ『あからさま』なスタイルになった8シリーズが登場するみたいですけど、2、4、6、8から選ぶならどれ!? ・・・全部いい。BMWの偶数番はどれも『古典的なGTクーペスタイル』と『自在な走り』の2つを手堅く守ってくるんでしょうな。バブルの頃には乱立していたクーペがどんどん淘汰されていく中で、BMWが残ったということは、世界中の孤独でダークなソーシャル・ソルジャー連中にとっての最良の『メタファー』として選ばれた結果なんでしょうね・・・。

  『BMWに対しての正当な賛辞』は、クルマのパフォーマンスを通じて『解放』を表現することに最も成功したブランドだということです。確かにクルマは安くはないですが、この価格が現実として受け止められないうちは、まだまだ『学生気分が抜けてない』くそガキの部類なのかも。最もそういう生き方に興味がない!!という意見もあるでしょうけど。800万円でお安めになっているM2は『ちょいお疲れの人』向け!? 1150万円のM4は『かなり末期的な症状の人』向けかな? 1850万円のM6は『地獄に落ちてから不死鳥のごとく生き返った人』向け。 ????万円のM8は岸信介元首相のような『ほぼゾンビな人』向け(1回くらい拘置所入った人向け!?)。

  さてさてみなさんにはどのモデルがリアルに視界に入るでしょうか!? 私はまだまだM4にも辿り着けないくらいな気がします。もっともっと修練を積んで多くの修羅場を通り抜けた先に、ゾンビまで辿り着けるのか!?なんとも『因果』な世情を反映したグレード設定ですね・・・『いつかはクラウン』ならぬ『いつかはゾンビ』。それでもBMWにはこれからも素晴らしいモデルを供給し続けて欲しいです。



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